ハーバード大学では、全寮制の学部の学生さんを寮から出して、完全にオンライン授業とする。そういう話が話題になっていました。私には直接関係ない話だと思っていたところ、3/12(木曜)のことでした。こういう話を聞いたのです。
来週の中頃になると、ラボにいる人を増やさないように時間シフト制になるという話がでているので、本当にそうなるのか、と驚いている。日本では、大学のラボに来ることをやめるようにというような話はなかったと思いますが。。
— 山形方人(nihonGO) (@yamagatm3) March 12, 2020
ところが翌日になって、こういうことになってしまいました。ラボのRamp-downです。
ハーバードのケンブリッジのラボは、18日から完全に封鎖です(5月中旬まで?)。重要実験のリクエストも一切受け付けられず。また、ラボに寝泊まりしたら、外に出ないからよいか、と聞きましたが、これもリジェクト。明日はデスクトップを車で住居まで運びます。メディカルスクールも同じみたいです。 https://t.co/R84fcdwo9K
— 山形方人(nihonGO) (@yamagatm3) March 14, 2020
日曜日の朝、車でデスクトップコンピュータを自宅まで運びました。そして、ハーバードのラボは、18日(水曜)をもって、ロックされてしまい、入ることもできません。あっと言う間の出来事でした。
月曜日には、培養細胞を凍結したりしました。マウスなどの動物を扱っている人は、慌てて固定したりしていました。マウスの面倒を見てくれる人たちもでて来れなくなり、自分たちも入れないので、大幅にマウスの数を減らすことになってしまいました。おそらく6〜8週間の間、ラボに入れないのですから、実験は完全に中止です。ハーバード大学のケンブリッジのキャンパスだけでなく、メディカルスクールも全く同じです。今週の金曜日には、MITも同じような状態になるということです。
3/18の5時ごろ、このようなメールが学長から届きました。
こちらはメディカル・スクールの状況。
というわけで実験が全くできなくなりました。
しかし、やることは沢山あるので、忙しい毎日となりそうです。
全米的には、ボストンのハーバード、MIT、タフツ大学など、ニューヨークのコロンビア大学、ロックフェラー大学など、ほとんどが同じ状況になっているようです。スタンフォードやUCSFなどがあるSFベイエリアなどは、Shelter in placeということで、外出もしにくい状況になっています。このような状況が1−2ヶ月、最悪もっと続くかもしれません。
というわけで、この日記の特別編をできるだけ続けてみることとしたいと思います。