3/18にラボ閉鎖となりましたが、やはり米国でもニューヨークなどを中心に感染者が増えてきています。土曜日にハーバードスクエアに行ってみましたが、ほとんどの店は開いていません。CVSは開いていましたが、開業時間が24時間ではなくなり、夜は閉めてしまうということです。
また、スーパーマーケットのTrader Joe'sは、既に入店制限をやっていて、店の前に長い列ができています。中に入ると、消毒液のついた紙を渡され、更にレジのところでは、列の後ろから離れて距離を取るようになっています。他のスーパーマーケットはそうでもないらしいですが、やはり良質な冷凍食品で有名なTrader Joe'sはこういう時にも人気が高いです。
(トレジョで行列を作って、入店を待つ人々)
さて、ラボの様子はこちらの記事にでていました。
とにかく、Social Distancingとして、人と人の接触を減らすということが大切で、そのために、こういうことを大学が率先して行うということだと思います。それが、長期的には、社会の利益になるのだろうと。。知恵を持った大学が社会に手本を示すというのは当たり前のことかもしれません。
ハーバード大学の場合、大学の公衆衛生の専門家に加え、WHOやCDCの専門家が、そういう方針を取ることを決めたということです。米国のような「リーダーシップ」を示すことが極度にリーダーの評価に関わったりする場所では、リーダーがリーダーシップを示そうとして、極端なことを要求してくるという傾向があることも確かですが。。
一方で、日本の大学では、ラボを閉鎖するなんていう話はまだ聞いていません。これから数週間の間にオーバーシューティングが起こったりしたらどうなるのか、危機管理のあり方としても、関心があります。
COVID-19の場合、症状がなかったり、ごく軽症の「隠れ感染者」が多数いて、そういう人たちが感染を知らない間に広めている。重症となるのは高齢者や基礎疾患のある方々が多いということですが、「隠れ感染者」には子供も若者も多い。特に、あちこちと動き回る若者が「隠れ感染者」である可能性が高いので、大学や大学院の活動を中止することは理にかなっていることであると思います。もちろん、最近言われているのは、若者でも入院が必要となるような重症患者が数多くでるということもあります。更に、有名な教授などは、高齢者も多く、そういう意味でも、突然、メンターの訃報に接して露頭に迷うということがないようにするためにも、大切なことだと思います。