日本でも、いわゆる「ロックダウン」の可能性が高まっているのではないか、と個人的には感じます。ハーバード大学もMITも、マサチューセッツ州知事が、事実上のロックダウンであるStay-at-home勧告を出す数日前から1週間前にラボを閉鎖しました。これは、大学が社会に手本を示すという観点があるということを先日も書いたのですが、実は、計画的にラボを閉鎖することで、ラボの研究リソースを守り、研究の効率を上げるということがあるのではないか、とも感じています。
研究をやっているラボで感染者がでたら、突然、時間の猶予もなく、ラボメンバー全員が自宅隔離になったりする。その時、動物や細胞などはどうなるのか?
— 山形方人(nihonGO) (@yamagatm3) March 25, 2020
これを考えると、感染者がでる前にラボ閉鎖するのが安全であると思う。 https://t.co/zi9rq6eEzt
ラボでは、例えば同じ部屋で人が長期間一緒にいたり、ミーティングで同じ部屋にいたり、食事をともにするなど、感染が広がる可能性が高いと感じます。一人でも感染者がでると、ラボメンバー全員が感染の可能性があるということで、自宅隔離状態になってしまう。
突然ラボに出てこれなくなるということが決まって、急にラボ閉鎖となるより、計画的にラボ閉鎖を行えば、研究資料やデータなどいろいろなものを整理してラボから持ち出したり、生き物などの管理も安全にできるようになるのではないか、ということです。よく準備して必要なものを自宅に運び、生き物なども計画的に削減する、という意味でも、計画的なラボ閉鎖は考慮してもよいのではないでしょうか。