わがまま科学者日記

純粋に科学のお話をしたい。。

特別編 COVID-19でラボ閉鎖(その42)

きょうはくもり。夜から雨になるのでしょうか。 

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ロスアンゼルス市長が市民全員はPCR検査を無料で何度でもできるようにしたと表明したのが話題になっています。

ロサンゼルスの全住民が無料でPCR検査可能に 無症状者も対象 - ライブドアニュース

 

ロサンゼルスは人口が1500万人くらいですから、日本の人口の10分の1くらいにPCR検査が可能であるということでしょう。

 

これくらいの検査キャパシティがあると、大学で学ぶ人、研究する人など全員に検査を受けさせるという案が現実にでてくるのもわかります。そして、大学内で疑わしい人がでたら、すぐ検査をやって、そのラボの周辺を全部隔離して自宅待機等にする。こうやって、クラスターつぶしをやることで、学内に感染が広まらないようにするということなのだと思います。

 

ボストンでもPCR検査を沢山できるようになっていますが、先端バイオの研究所であるブロード研究所(MITとハーバードの共同運営)に、大規模なPCR検査の能力を持たせました。ブロード研究所は、更に革新的な方法の開発も続けています。

ところで、名前は書きませんが、なんでもヒトゲノムなどで活躍したここの偉い人が研究活動をもっと早く再開しようという議論をしているらしいです。経済活動を再開しようとするトランプ的思考の研究活動版でしょうか。