わがまま科学者日記

純粋に科学のお話をしたい。。

特別編 New Normalでのラボ再開(その27)

きょうは晴れ。

ラボ再開、日曜は隔週でシフトとなります。今週はオフです。

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米国ではマスクをするという習慣がなかったのですが、市や州の命令で、パブリックな場所でマスクしていないと罰金とか、店内に入れないとか、そういうことになったので、多くの人がマスクをしているという状態です。こういう命令というのは、マスクをつけるという習慣を広めるのには大きな効果があったのではないでしょうか。少なくとも、これからはマスクをつけていると、恥ずかしい、変な目で見られるというようなことはなくなると思います。

ただ建物の外で人があまりいないような場所ですと、マスクをしていない人が多く見られます。道を歩きながら大声で話をしている人も多い。ジョギングをするときに、マスクをしていない人も多い。車に乗っている人もほとんどマスクをしている人はいないようです。

私が最近感じる米国と日本の違い。おそらく最近いろいろな人が推測、仮定している「ファクターX」なるものに関係しているものかもしれません。

https://www.covid19-yamanaka.com/cont11/main.html

マスク着用、靴を脱ぐ、ハグや握手をしない、というのは、いろいろな人が指摘してきていると思います。

研究施設でも、日本の場合、靴を脱いで、スリッパに替えるというところは多いような気がします。あるいは、ラボに靴で来て、スリッパに履き替えるという人も多いでしょう。一方、米国の場合は、本当に必要な場合は、シューズカバーが常備されていて、それをつけて入室するというふうになっていますが、そもそも靴を脱がないと思います。

先日も、大学の質問を受け付けるコーナーで、建物に入る前に、靴を脱いだらどうか、と提案しましたが、米国の人というのは、どうもこういう考えを理解できないみたいです。昔、靴を脱ぐというのは、パンツ姿になるのと同じことだという話を聞いたことがありますが、どうなのでしょう。

レストランなどでは、日本の「おしぼり」なんていうのは、結構効果があるような気がします。米国の場合、手が汚いと思っても、おしぼりなんてないので、そのまま汚い手で食べてしまうということが多いです。COVID前からすごく気になっていたことです。ハンバーガーでもラップ、ブリットでも、汚い手で食物を触らずにきれいに食べるということができるのかもしれませんが、実際食べていると、食べ物が壊れてしまい、外にこぼれたものを素手で食べるという感じになってしまいます。しかも、ハンバーガーなどの店では、フォークなどは自由に使えるようになっていないことが多い。

一方、米国の場合、季節にもよりますが、夏などになると、屋内ではなく外に席が設けられていて、外で食事ができるようなところが多いです。これは換気にはなるでしょう。