わがまま科学者日記

純粋に科学のお話をしたい。。

特別編 New Normalでのラボ再開(その32)

はれ。夏至のころなので、昼間が長いです。ボストンは4時頃には明るい気配になるし、夜は確実に9時過ぎまで夕方の雰囲気があります。日が昇り、日が落ちるサイクルと同じように生活を送るのは、とても健康的な気がします。

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しかし、最近は、街やラボでマスクをせず、2メートルのソーシャルディスタンスを取らずに、活動している人々を動画でみると、とても違和感があるようになってしまいます。ロックダウン前の動画、映画、テレビ番組にも違和感。こういう感覚がしばらく続くと、なかなかもとの感覚に戻るのが難しいです。

ところで、このロックダウンの間、マイブームとなってしまったのが、昔の日本のラジオ番組を聴くということです。聴いているだけで、なぜか心が落ち着くのです。昔よく聴いた小泉文夫の民族音楽とか、吉田秀和のMozart音楽の解説番組とか。。

世界各地にあった素朴な音楽の姿を独自の解釈で語った小泉文夫氏、そして晩年の日本公演をしたホロヴィッツの演奏を「ひびの入った骨董品」と評した吉田秀和氏の話し方というのは、やはり最近は聴かない独特の雰囲気がありますね。