わがまま科学者日記

純粋に科学のお話をしたい。。

特別編 New Normalでのラボライフ(8月後半)

8月も後半になり、気温が下がってきています。早朝は半袖ですと寒さを感じる日もあります。

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今週は、ノースカロライナ大学で対面授業を始めたら、1週間も経たないうちに、大きなクラスターが発生したというニュースが話題になっていました。他の大学でも似たような感じになっているようです。大学生の寮や外部での活動というのは、取り扱いが難しいということがよくわかります。

自己採取のPCR検査の方は、システムができていないようで、まだ始まっていません。検査場まで歩いて行って採取する方法は、大学生などが戻ってきたことにより、かなり人数が増え、私も来週の検査を予約していたのです。ところが、大学生と一緒に長い列で並ぶことは危ないということでキャンセルすることになりました。大学生や院生は、感染者の多い州や外国からも来ているので、最初は感染者が見つかって、隔離が行われるのではないか、と想像しています。この時期を乗りきれば、毎週3回の検査を継続して行うことで、落ち着くのではないか、と予想します。

またPCRアッセイの方も、これまではHarvard/MITの研究所であるブロード研究所で行っていたのですが、Color Genomicsという会社に外注することになったようです。

このColor Genomicsは、2015年にカリフォルニアで起業した検査会社で、ウイルスの検出にはLAMPを利用したアッセイを行っているとのことです。

 さて、店などの様子は、かなりルーズになってきたという感じです。Trader Joe'sは、レジ袋が有料に戻って、エコバッグを使うようになりました。また、ソーシャルディスタンシングもあまり気にしていない人が増えてきています。道を歩いていると、マスクをしていない人も増えていて、どうしたものか、と思います。