わがまま科学者日記

純粋に科学のお話をしたい。。

特別編 New Normalラボライフ(新型コロナ検査)

9月になりました。気温は暑い日もあれば、涼しい日もあるという感じです。

寮に住む大学生は、毎週3回のCOVID19検査を受ける。そして私のような人は週に4時間以上キャンパスに滞在するということで、毎週1回の検査を受けます。ところが、まだ自分で採取する形の検査は始まっていません。9/14から、自分で採取する形式が開始されるということですが、それまでの期間、検査は任意で、受けなくてもよいということです。しかし、無料なので受けてみました。

これまでは往復で歩いて1時間かかるハーバードスタジアムまで行かなくてはならなかったのですが、今回からキャンパス内にあるサイエンスセンターの前に会場が設置されて、歩いて5分ほどです。

前回も説明したのですが、今回からColor Genomicsという会社のLAMP検査(PCRのようなもの)を受けることになっています。

Color: Population Genomics & COVID-19 Testing

予めColorのサイトに登録する必要があります。

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サイエンスセンターに行くと、大きなテントが設置されています。

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そこで、袋に入った「キット」を受け取ります。このキットには、プラスチックのチューブ1本と、包装された綿棒1本、そしてバーコード付きの紙が入っています。

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スマホで、Colorのサイトを開けて、既に登録してあった自分のアカウントでバーコードの番号を入力し、このキットを自分のものとして登録します(キットをアクティベートする)。

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今回は、人が付いていて、採取の方法を説明してくれますが、やり方は以前も説明した方法(綿棒を鼻に入れて、グルグルとした後、10秒間放置、これを両方の鼻の穴で繰り返す)です。

特別編 New Normalでのラボ再開(その24) - わがまま科学者日記

終わったら、ビニル袋に入れて、この箱(右側)の中に投函します。

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結果は電子メールで送ってくれます。

9/14からは、会場に行かなくても、キットをもらって、キットを自分でアクティベートし、自分で採取して、自分でラボの近くにある箱に投函するという形になるということです。

私はすべて自分でできますが、初めて検査を受ける場合、やり方を説明してもらった方がよいので、会場に行く方式も維持する必要があるでしょう。

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最近のキャンパスの陽性者は、やはり増えているという感じです(毎日陽性者がいる)。下のサイトに結果がまとめられています(大学院生の陽性者が結構多い)。キャンパスに一部の学生(フレッシュマンと一部の理系学生、大学院生)がいるので、毎日1500件以上の検査が行われているということです。無料ということですが、キットの体裁を見ると、経費もかかるのではないか、と思うのですが(もちろん、大学が費用を負担)。。

ちなみに、結果は採取、提出後、10時間くらいで判明しました

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