わがまま科学者日記

純粋に科学のお話をしたい。。

研究と対話がしたい2022年

「生物学者は一年のうち1日は深く考え、残り 364日は闇雲に働けばよい。」江橋節郎 2022年になりました 本来なら「あけましておめでとうございます」というところですが、とてもそんな状態ではありません。「生物学者は一年のうち1日は深く考え、残り 364日…

科学者の人生(4)銃声から遠ざかれ

銃声から遠ざかれ。喧嘩は遠くから見ることだ。自分が喧嘩をするときは、自分の土俵で戦うことを考えよ。 エドワード・O. ウィルソン「若き科学者への手紙:情熱こそ成功の鍵」 日本の国際生物学賞も受賞したハーバード大学名誉教授のEdward O. Wilson (1929…

科学者の人生(3)好奇心が満たされるだけで十分

思うに、これこそが、科学の喜びの原点ではないでしょうか。好奇心が満たされるだけで十分。野鳥撮影をやりながらつくづくそう感じます。そして、これが、「私にとって科学とは」という問いに対する答えとしておきましょう。 竹市雅俊「私にとって科学とは(…

科学者の人生(2)科学のために生きている

私は科学のために生きているのだ。科学ができないというのなら、生きていく意味がなくなったのも同然だ。 セント=ジェルジ・アルベルト 「朝からキャビアを―科学者セント・ジェルジの冒険 - ラルフ・W. モス (著), 丸山 工作 (訳)」から セント=ジェルジ・…

科学者の人生(1)国境と世界史

Si la science n'a pas de patrie, l'homme de science doit en avoir une.. 「科学には国境はないが、科学者には祖国がある」パスツール ワルシャワに戻ったショパンの心臓の近くで演奏されるショパン国際ピアノコンクールをネットで聴きながら、この文章を…